新年度が始まりましたね。
先日、新しい元号の発表がありましたね。
令和 だそうですね。
『令和』と発表されて、気になることが幾つか頭に浮かんできました。
とりあえず、書いてみました。
まずは、「令」の字。
下がカタカナの「マ」みたいな文字でもいいのかどうか、というところです。
試しに「マ」っぽく書いてみます。
……書きやすい! なんだか、バランスが取りやすいです。縦に長い棒を書くところが、なんとなく書きづらいのと、「今」や「マ」が書き慣れているから、ということだと思います。
「令」の文字には、横棒なのか点なのか悩ましい部分もあり、真っ直ぐ下ろしてきた縦棒の終わりが左に向かって跳ねるのか、それとも縦に払うのか止めるのか。いろいろと悩ましいです。
どうしてそんなことが気になるかというと、微妙に違う書き方をしたときに、それが “同じ漢字の違う書き方” という扱いになるのか、それとも “別の漢字” になってしまうのか、わからないからです。
この文字に関しては、どちらでも正しいらしく、小学校などでは「マ」のように書く方で教えるのだそうです。
次に気になったのは、アルファベットの頭文字です。
RなのかLなのか、Rだとしたら巻き舌風に発音するべきなのか、いや日本語だからローマ字表記にしたときの頭文字は発音に影響を与えないものか、などという取るに足らないことが頭をよぎってしまいました。
例えば「ノート」を平仮名で表記する場合、「のーと」ではなく「のうと」となるものです。理由は平仮名には伸ばし棒が存在しないからですが、表記が変わろうと、声に出すときの発音は変わりません。この場合、“「ノート」を平仮名表記に変換する”ということ自体が特殊な条件なわけです。
これを応用すれば、ローマ字変換したときにRで始まる名詞を発音するとき、それが駅名で英語でアナウンスする必要がある場合などでない限り、特に発音を意識する必要はないということになります。
そして家族の話を聞いていたら、テレビで新元号発表のニュースを扱っているときの画面上にずっと「年号」と表示されていたそうで、「元号」と「年号」の違いが気になりました。
「平成」や「令和」などを指すのが【元号】で、「平成31年」「令和元年」などが【年号】だと、いつからかなんとなく思い込んでいましたが、テレビのテロップに影響されて自信がなくなってきました。
検索してみると……「元号」も「年号」も似たような意味でつかわれるものの、【年号】は「西暦2019年」などにも使われる言葉で、平成から令和に変わるようなことを「改元」と呼ぶことなどから、『新元号発表』という場合には【元号】をつかうことが一般的なようです。
テレビのテロップ、一般的ではないというだけで、間違いだというわけではなかったようです。
「きっと新年度で就職や異動があって、今までテロップ作りをしていなかった人が新人として仕事をした結果、テレビ局内でも表現が統一されていないんだろうな。4月だなぁ」などと勝手な想像をして季節感を味わっていた私というものは、ちっぽけな存在だと思いました。