考えの調理場

不登校から教員免許取得。【反復性うつ病性障害&強迫性障害】女の、考えの調理場。

水彩で人物画②(逃げ恥の感想も)

描いた絵を載せていこうと思いつつ、なかなかブログに手が伸びない 小柏まき です。

 

今年の初めに、ドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』のスペシャル番組がありました。連続ドラマが放送されていたのは2016年らしいですが、私も毎週楽しみに観ていました。

スペシャル ドラマに先駆けて、昨年末に連続ドラマが一挙に再放送されましたが、やはりそれも楽しく観ました。このドラマの何が面白いかというと、恋愛を通じて自尊感情の低さと向き合い、一般的ではなさそうな工夫をしながら、人との関係や自分の在り方を考えていくというところでした。自分自身の嫌いな面も、寄り添って受け入れてくれる人が居ることの素敵さが表現されています。

 

そんなわけで、昨年末に人物側描いてみようと思って浮かんだモデルがガッキー(新垣結衣さん)でした。


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下描きの時点では難しさを感じていましたが、以前に描いた戸田恵梨香さんの絵に続き、個人的に満足のいく出来でした。

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新垣結衣さん

 

水彩絵の具はウィンザーニュートンのコットマン。紙はダイソーで買ったマルマンとのコラボ スケッチブックです。

 

先日発表された新垣結衣さんと星野源さんの【逃げ恥婚】、お似合いの二人にドラマ視聴者として嬉しくなりました。ご結婚おめでとうございます。

水彩で人物画①

水彩画にハマっている初心者 小柏まき です。

昨年の12月、何を描こうかと考えていたときに心の声が独り言になっていたようで、家族に「〇〇さん!」と適当な思いつきをリクエストされたのですが、まだ透明水彩絵の具の使い勝手もわかっていないので、モデルをやってくれるわけでもなく どの写真を参考にするでもない身近な人を描くのは無理そうでした。

初めて人物を描くとしたら、まずは写真を見て描くのがよさそうです。

誰を描きたいかを考えてみたときに頭に浮かんだのが、同月に結婚を発表した戸田恵梨香さんでした。元々好きな女優さんなので、お絵描きも楽しめそうです。

とういうわけで、人物画にチャレンジしてみました。

 

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戸田恵梨香さん

 

人の顔は、影を描き込み過ぎると怖い感じになってしまいますし、透明水彩の淡さを残しつつその人らしく見えるように描くのは難しいものですね。

しかし描いてみると、自分なりによく出来たと感じて嬉しくなりました。

Twitterに載せてみると優しい方々がお褒めくださいました。

「ミラクル上手く描けた」と調子に乗って、通院の診察時に主治医に見てもらったりもしました。

 

楽しいために・自分を楽しませるために 絵を描こう、というのが小さくひとつ叶えられたように思いました。

苺の水彩画(途中経過あり)・疾患とブログと絵

ちょこちょこ絵を描いている 小柏まき です。

描いた絵を載せていきたいと思います。

幾つか描いたのですが、1月5日が『いちごの日』だということで、その日にTwitterに載せた苺の絵を、せっかくなので今月中にこのブログにも貼っておきます。 

 

スケッチブックはダイソーで買った、マルマンのコラボ商品です。122mm×174mmサイズの黄色い表紙のものです。

 

絵の具の白は使わずに、白い部分は何も塗らずに画用紙の白を活かして、明るい色の部分は絵の具を薄く塗って仕上げたかったので慎重に塗り重ねていきました。

様子を見ながらいろんな色を使っています。黒っぽい、影や暗い色は、幾つか色を混ぜたり重ねたりして作っています。

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いちご

 

うつ病が快復してきたときに始めた、このブログ。今回のこの記事が100件目だそうです。

文字は読めるけど文章が頭に入ってこない時期や、言葉が出てきづらい時期は、今でもたまにあります。

しかし、手が思うように動かなくて文字も絵もまともに描け(書け)ない時期が長かったので、絵をアナログで描いて気ままに楽しめる今のようなときが来るとは、気力や集中力の面でも想像していませんでした。

社交不安障害に含まれる範囲かどうかわかりませんが、下手な絵を人目に触れるところに載せるのが恥ずかしいです。過去には短時間で描いた絵を、当時は絵が描けたのが嬉しくて投稿していましたが、思い返すと削除したくなります。ですがそのままにしておこうと考えているのは、今や今後のハードルを下げるためです。

強迫性障害が「お金で買う価値のある紙を、私が使って絵を描くことでその価値を奪ってしまうんじゃないか?」と顔を覗かせても、楽しむこと・自分を楽しませることができれば、私にとってその体験は価値あるものなのです。

過ごしてみるものだなぁと思います。

【絵】自分を納得させるまで

少し前に鉛筆画にハマった 小柏まき です。

前回、リアルな人物の顔を描こうと挑戦してみて、出来上がりを見てみると参考にしていた画像とだいぶ違っていると感じました。一言でいえば、似ていない感じがしました。しかしながら、4Bの鉛筆をカッターで削ることから始めて、A4サイズのケント紙に収まる大きさに見た画像を頭の中で変換(拡大)して描いていき、デッサン用の練り消しを使って消すというのを、完成までやってみられたというのが自分の中では大きな達成感がありました。

うつ病で、身体が怠かったり痛かったりしない時間がなかった頃には出来ないことでした。また、集中力と気力が続くかどうかはやってみるまでわかりませんでした。

私は反復性うつ病性障害で、うつ病とそうでない時期を繰り返してきました。記憶も壊れている部分が多くて、自分が繋がって生きてきている感覚はあまりありません。

比較的小さな絵をちょこちょこ描くことを手遊び的にしていましたが、前回の鉛筆画は私にとっては大きな絵の部類でした。をれを自分なりに完成させられたことで、「描ける今のうちにもう一つくらい描きたい」と思いました。

前回の絵の目標が[完成させること]だったのに対して、今回は[何度でもやり直そう]という気持ちでした。

とはいえ一番の動機は、達成感でも生き急ぐつもりでもなくて、絵を描いている時間が楽しかったことでした。

 

 

モデルになる人を探していましたが、例えば歌手のジャケット写真のように写真自体に馴染みがあり過ぎると、描きたい欲求が掻き立てられませんでした。だからといって女優さんの写真を探すと、雑誌に使われた画像などが見つかります。雑誌のコンセプトに合ったメイクや髪型の女優さんは魅力的なのですが、その人らしさよりもトレンド感を強く感じて、これもまた描きたいと思えなくなってしまいました。何故ここまで私がわがままに自分の欲求に従うかというと、絵を描く目的の中で一番大切にしているのが、自分を楽しませることだからです。

モデルさん、モデルさん……と考えていたときに浮かんだのが、Twitterで繋がりを持ってもらっている えみりさんでした。彼女はプロのモデルさんで、とても魅力的な個性の持ち主でした。

前回は勝手がわからず鉛筆を一本しか使いませんでしたが、せっかく色々な濃さ・硬さの鉛筆が売っているのだから、少し買い揃えて使ってみることにしました。

 

 

全体を描いてみると、またしても元の参考画像とまったく違った印象の顔が描けてしまいました。全然違うのに、どこが違っているのかわからない。客観視するために、写真を撮って時間を置いて見てみました。この写真を撮って見るというのが私にはわかりやすくて、完成するまでに何度も、撮っては見るを繰り返して描き直しました。

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前回は指やティッシュペーパーでぼかしていたのを、広い面はティッシュペーパーで、細かいところは綿棒でぼかしてみました。

[何度でもやり直そう]として、描いてぼかしては消して、また描いてなど何度も繰り返しました。

使っているのはケント紙で、ケント紙は目が細かくて丈夫な紙です。ですが何度も描き直していたら、表面の質感が変わってきてしまった部分がありました。当たり前ですが無限の耐久性があるわけではなく、ケント紙の限界を確かめることになりました。

 

また、鉛筆で描いた紙の上で手を動かして別のところを描いていると、手の小指側の側面で擦れてしまうのが気になったので、紙よりひと回り小さな透明の下敷きを手の下に置くことで解消しました。

 

 

使った道具

鉛筆:3H,2H,H,F,HB,B,2B,3B,6B

紙:ケント紙A4

練り消し,ティッシュペーパー,綿棒,透明の下敷きB5,カッター

 

鉛筆は三菱ハイユニを中心に使い、少しずつ買い足しました。FやHの違いがよくわからず揃えていませんでしたが、絵が出来上がりに近付くにつれてHBの使い勝手のよさに気が付いて、もう少し硬い芯の物が欲しくなりました。6Bは興味本位で買って使ってみましたが、特に「これでなくては!」と感じる機会はありませんでした。

 

 

出来上がりが近くなってきてからの数日は、なかなか気になるところが無い状態にならずに、描き進める作業というよりは直す作業が続いて、楽しさよりもツラさが勝ってしまう感じがしました。そういうときは、楽しむために描いているのに本末転倒なので、敢えて触らない日を設けました。

 

SNSに写真のようなリアルな鉛筆画を載せている方は、パーツの位置や形や大きさを直す作業が必要ないように、トレース台を使っていたりグリッド線を引いたりというちゃんとした手順を踏んでいるそうです。

実は私がたまに行く画材屋さんにもトレース台は売っていました。専用の道具を使い、正攻法でやれば、ケント紙の限界なんて垣間見なくて済むのは、薄々気づいていました……。

それでも私が時間と手間を掛けたのは、写真のようなリアルな作品を描くことよりも、形を捉える能力を少しでも鍛えたかったからでした。

 

小学4年の途中から中学卒業まで不登校だった私は、その間の図工や美術の授業を受けていません。自力で絵を沢山描いてきた人とも違い、人生で絵が描ける時間は少ないと思います。

今回の鉛筆画を描くことで、この作品を完成させることと同時に、形を捉える力をつけて次なる絵に生かせたらいいなという気持ちがあったのでした。

 

「もう完成でいいだろう」と思うのに、なかなか完成しない。自分が納得するかどうかの問題なのですが、自分を納得させることこそが難しかったです。結局、気が済むまでやるしかありませんでした。

 

1ヶ月以上掛かって出来上がったのがこちらの鉛筆画です。

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自分の中では史上最高の出来です。

モデルの えみりさんにもお褒めいただいて嬉しかったです。

描き上げるためのポイントは、描きたい!と思えるものを描くことだと思いました。

はじめての透明水彩画

透明水彩を始めたばかりの 小柏まき です。

今まで鉛筆で絵を描いたり、スマホのアプリを使ってデジタルイラストを描いたりしていました。YouTubeで水彩画を描く動画を観て、色を重ねたりするのが面白そうだと興味を持って、水彩絵の具セットをポチってから、初めての絵を描いてみるまでに数カ月かかりました。

うつ病の症状が快復してきたとはいっても、水を用意してどっしりと腰を落ち着けて絵を描くことを行動に移すまでが億劫でした。

 

 目次

 

モチーフ選び

絵の具や筆の使い勝手を知るために、とりあえず何か描いてみたいと思いながら、何を描けばいいのかわかりませんでした。

初心者は、細かく輪郭を取らなければならないようなモチーフよりも、丸い果物などが描きやすいらしいので、リンゴの画像を見ながら描いてみました。

 

紙選び

なにせ絵と呼べるものになるかどうかわからないので、高価な紙を使うことに抵抗がありました。手元にある中で最も安い、100円ショップのらくがき帳を使うことにしました。紙の薄さと粗さが特徴だと感じたので、2枚重ねで使用してみました。

 

下描き

初めは下描きを鉛筆でしようかと思っていましたが、水や筆を準備していたらそのまま描き始めたくなったので、気負ってハードルを上げる工程は省くことにしました。

 

描いてみた感想

メインで使いたい色(赤)よりも、光の加減で所々に感じる色(黄色・青)を先に塗っておいて、その上からメインの色を重ねることで仕込んだ色をニュアンスとして透かすことができるのではないかと考えて、黄色や青の上に赤を重ねました。

赤を重ねてみると、思った以上に仕込みの色が強く出ました。乾かしてから再度赤を重ねてもあまり効果が無いように感じたので、次は白を重ねてから赤を重ねました。

左下の影の色も、どちらかというと紫っぽい暗い色にしようとして、あらかじめ薄く入れたつもりの黄色味が強く出てしまいました。

お試し感覚で絵の具を混ぜずに塗っていきましたが、パレットで混色してから塗った方が出したい色にできたのだろうと思います。

また、どれくらいの量の絵の具を水に溶き筆に含ませれば、どんな発色になるかが掴めていなかったために、初めに塗った色が濃かったのかもしれません。

 

透明水彩絵の具の白

透明水彩は、学用品の不透明水彩とは違ったよさがあるものです。小学校の図工の時間には、 “白い部分は白い絵の具で塗る” と指導されました。

実際の絵の具の違いは、色の素となる物質の含有量などが違うだけらしいのですが、透明水彩では「美しい白は紙の白である」という前提で、多めの水で溶いた淡い色味や "あえて塗り残す” 表現を楽しむことができるものです。

私は透明水彩を始めるにあたって、12色セットの絵の具を買いました。しかしそこには、白が入っていたのでした。使ってみるまでは、その理由がサッパリわかりませんでした。

今回の使い方が正当なものかどうかはわかりませんが、今回白が無かったら、困ったときに困ったままでいなければなりませんでした。

 

紙のジレンマ

一発目にして、私は『紙のジレンマ(画用紙のジレンマ)』を感じました。紙のジレンマとは……個人的に勝手に命名した、板挟みの状態を指す言葉です。

水彩画を始めた人がぶち当たる壁のひとつに、

[高価な水彩紙にいつか描くための練習を安価な紙でしようとしても、安価な紙に慣れるだけで、高価な紙は使い勝手が違う。]

[いい紙で練習したいのに、初めから高価な紙に描くことに抵抗がある(お金が掛かる)。]

というのがあると、聞いてはいました。

 

おそらく今回使った紙は、水も色素もよく吸い込み、吸い込んだら吐き出さないタイプでした。

だから先に吸い込んだ色が強く残り、水だけをつけた筆とティッシュで色を抜き取ろうとしても残り続けたのだと考えています。

 

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↑描いた直後

 

↓乾いたあと

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乾いてからの方が色が淡くなり、水を吸って伸びた紙が縮んでベコベコになりました。

乾いたらもっと色が薄くなってしまうかと思っていましたが、あまり変わらなかった印象です。

紙のうねりは想定していた通りでした。

 

気に入った筆

今回はA5の紙を使って、塗った面積も小さかったこともあって、6号の筆を便利に感じました。

また、下描きやペン入れの線が無い分、穂先がまとまりやすい毛質の筆が輪郭を取るのに調整しやすかったです。

絵を描く日常[課さない努力]と[楽しみ]の折衷

お絵描き脳の 小柏まき です。

近頃はすっかり文章を書く意欲が湧かなくなってしまいました。

それどころか、言葉が、単語も出てきづらく、自分で思ったことも忘れてしまうことが多いような気がします。うつ病性の健忘症というヤツでしょうか。

今やテレビのニュース番組でもTwitterの投稿を元にしていたりする時代です。短い言葉を手軽に書き留めておいて、見返すときにも何月何日の何時に呟いたかわかるという面で、とても重宝なので、Twitterの使用頻度が上がっています。

文章を読む能力も低空飛行といった感じで、以前はよく読ませていただいていた方々のブログも、読めないことが続いています。

 

とはいっても、ブログを投稿しない月を作りたくない気持ちがあります。

たまには何か書かないと、自分の中で記事を書くことのハードルが上がってしまうような気がするのです。

 

 

ということで、近頃の私の生きるモチベーションの “絵を描くこと” で出来上がった絵を貼っておこうと思います。

 

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A4サイズの紙に描きました。使った鉛筆はHi-uniのB4のみです。

モデルは英語でメイク動画をアップしているYouTuberの Sichenmakeholicさんです。

 

 

iPhoneの画面の写真を見ながら、頭の中で拡大して描きました。

似ているかどうかでいうと……似ていないかも知れません。

 

本来、写真のような平面を見ながら描くには、縦横に一定間隔のマス目を引いて、それを元に形を捉えていくのが正攻法なのだと思います。これは高校の美術の時間に教科書の絵の模写をしたときに教わった方法です。Google先生によればこのガイドの役割をするマス目を「グリッド」と呼ぶそうです。

 

 

私がきちんと模写の方法を取らなかった理由があります。

  1. 見た物の形を捉える能力を鍛えて、絵が上手くなりたい。
  2. 今できる楽しみをやりたい。

これらの理由で、見た感じを気の向くままに描いています。

 

の「今できる楽しみ」というのは、患っている うつ病と深い関係があります。

今回のうつ病の症状が酷かったとき、絵を描く気力も集中力もありませんでした。手が震えて文字も書けず、それどころか鉛筆を調度いい力で握ることもままならず、出来ないことばかりでした。

私自身、やっとこの大きさの絵が描けるまでに快復したという気持ちがとても大きいです。しかし、反復性うつ病性障害というのは、よくなったり悪くなったりを繰り返すものです。いつ、また絵が描けなくなってもおかしくありません。

また描けなくなってもう二度と描けないまま人生を終えるかもしれないので、「今のうちに描いておきたい」という気持ちも少しあります。しかしそれ以上に、描けるようになった楽しみに浸って喜んでいたいです。

楽しみをちゃんと味わうには、「~でなければならない」といったような、“自分に課すこと” を避けていく必要があります。ツラさが楽しさを上回ってばかりになってしまっては、本末転倒です。

 

絵を描くと、自分の絵の下手さが見えるものです。何度も描き直します。ここで大切なのは、「なんでこんなに下手なんだ」「また直さなきゃ」と落ち込む要素よりも、「前よりはマシになった」「ここまで描けた」と出来たことに気持ちを向けるように意識することです。下手な絵を描いても、誰かに迷惑がかかることはほとんどありません。ネガティブな思考が困った状況を防ぐためのものだと考えれば、趣味においてはほとんどの場合無視していいものだと思います。

私は楽しくて絵を描いています。

ずっと絵を描き続けている人に比べれば、能力が劣っていて当然です。でもだから、描ける今に沢山描きたいですし、そのためには描くことを嫌いになりたくありません。

 

主治医も、集中力が戻ってきたことなどを含め、私の趣味を肯定してくれました。心強いです。

セーラームーンチャレンジやってみて

トレンドに乗り遅れても、その場ごとの楽しみ方をしていきたい 小柏まき です。

今年の5月頃だったでしょうか、「#セーラームーンチャレンジ」のタグが日本で流行しました。もともとはもう少し前から「#sailormoonReDraw」というタグで外国を中心にSNSで流行っていたそうです。これは、セーラームーンの25周年を祝して、プロアマ問わず “自分の絵柄でセーラームーンを描く” というものでした。

 

こんな楽しそうなブームに乗らない手はないと、チャレンジすることにしました。

 

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アニメ『美少女戦士セーラームーンS』の36話(シリーズ累計125話)のワンシーンなのだぞうです。

 

 

描いてみて改めて、キャラクターデザインが際立っていることを思い知らされました。

髪型や服装に特徴を持たせたキャラクターに設定することで、表情や角度が変わっても同一キャラだと認識しやすいものです。

セーラームーンは、格闘・恋愛・コメディーチックな、それぞれのシーンによって表現のされ方が変えられていると思います。どんな時でもセーラームーンセーラームーンに見える、というのが凄いなぁと感じました。

この『セーラームーンチャレンジ』も、キャラクターデザインがしっかりしていることで、違う絵柄で描かれていてもそれがセーラームーンだとわかるからこそ成立していると考えられるのでした。

 

それから、私は縦長の画面で描き進めてしまったことで、本家には描かれていない部分を描く必要が出てきてしまいました。それは、胸元のリボンの結び目にあるコンパクトです。この部分のコンパクトやブローチは、シリーズ毎にデザインが違ったアイテムになっています。今回描いたシーンは『セーラームーンS』であることから、それに相応しいアイテムを調べて描きました。

調べてみて、コンパクトだけでなくイヤリングやチョーカーなど様々なアイテムが、シリーズによって変えてあることを知りました。

 

今回、自分なりの絵柄・画風で有名なキャラクターを描いてみて、自分らしい絵ってどんなのかな? と考えたりするキッカケにもなりました。楽しいと思える範囲で流行に乗ってみるのもいいなと感じました。