考えの調理場

不登校から教員免許取得。【反復性うつ病性障害&強迫体験】女の、考えの調理場。

不登校体験談③中学時代『進路指導室』『適応指導教室』

小学4年生の途中から不登校になった 小柏まき です。 中学生になったら、何かが変わって普通に学校に行けるようになるかもしれないと、根拠のない淡い期待で現実逃避していました。 授業を受けていなくても、勉強をしていれば中学受験をして私立の学校へ進…

心と心の距離

心同士の距離。 心と心の距離が遠いと、例えば相手がナイフを振り回していても、その刃が触れることはない。 もし触れてしまって怪我をしても、それは浅くてヒリヒリ痛いくらいで、すぐに跡形もなくなる傷にしかならないだろう。 心の距離が近づくと、少し手…

自分を縛る呪い(コンプレックス)

アイデンティティの確立や人格形成に大きく影響を与えたひとつの事実が、正確にはひとつの事実に関する思いが、私にはあって、いまだに私はそのことに囚われています。 10歳の頃、自律神経失調症になりました。身体が怠くて起き上がれなかったり、頭痛や腹痛…

アウトプットによる精神衛生と他者との関り

うつ病の快復期にブログを始めた 小柏まき です。 精神疾患で社会生活から離れることを余儀なくされた人は、症状が酷ければ“何もしない”ということを意識的にして、心身の力を回復する必要があります。しかし、精神疾患自体が健康な人から理解されにくい側面…

己の定義する芸術とは~『地獄変』読書感想とともに~

芸術という言葉の意味自体は辞書を引けばよいとして、今回は、私個人が芸術性を認めたり、芸術的と呼ぶ基準を記します。 参考図書をあげるとしたら、芸術とは何かと考えさせてくれた、芥川龍之介 著『地獄変』です。 装丁が気に入ったので、私は角川文庫を選…

元不登校児が大学に行かせてもらって

大学に行くメリットはこれだ!と思っていることを記します。 【大学不要論】に関する論議をTwitterで目にする今日この頃です。 とはいえ昔から、「大学に行ってよかった」「大学なんか〇〇が行くところだ」「私なんか〇卒だから」と、いろいろな人が、いろい…

幼い頃・星空の絵の思い出

子どもの頃のこと。小学生になっていた年齢だったかどうか、あやふやな時期のことです。 実家は店をやっていて、家族で遠出することがほとんどない家庭でした。 父はサラリーマンで、仕事が忙しい時期には朝早くに家を出て夜遅くに帰って来るので、何日も顔…

うつ病の根底に発達障害を疑ってみた【障害の捉え方】

反復性うつ病性障害の 小柏まき です。 子ども時代から、自律神経失調症になったり、うつ病に繰り返し罹ったりしてきました。 なにか根本的につまづく原因があるから、何度も同じ場面で転んで痛い思いをしなければいけないのではないか? そう考え始めたのは…

【参】9年半付き合った恋人(躁鬱)の看病【私編②】

私編②です。私編①はこちらから↓ ogasiwa-maki.hatenablog.com 首吊りの輪 あるとき、部屋の中に首吊りの輪を見つけました。彼が暮らしているワンルームに憚ることなく下がった紐は、彼の死にたい気持ち、死にたくない気持ち、もっと自由に楽に生きたい気持ち…

【弐】9年半付き合った恋人(躁鬱)の看病【私編①】

あらましに引き続き、私編①です。あらましはこちらから↓ ogasiwa-maki.hatenablog.com 彼は元々、別の地方に住んでいました。私が居るという理由で、飛行機が必要な距離を越えて上京してくれました。彼曰く、昔から東京に興味があったことも一因ではあったそ…

あの星たちのひとつ

雲の向こうには天の川、沢山の星たちが光っていたのでしょうか。 亡くなった人を「星になった」と言うのは、どこか遠くで見ていてくれると思いたいからでしょうか。 星は、人々の幸せを願っているのでしょうか。 個人的に、儀式はそれを行う生き物が精神を安…

今日も生きてます。命が“有る”

反復性うつ病性障害の 小柏まき です。 「今日も生きてる」とほぼ毎日思う今日この頃です。 “有る”状態が当たり前で、“無い”状態を考えてもみないとき、“有る”ことは意識にのぼりづらいものです。 「自分が居るな」とか「私は人間だな」とか、日々考えている…

七夕の天の川~美しさと希少性~

もうすぐ七夕ですね。七夕の夜に天の川を見たいと毎年思いながら、大抵の7月7日は梅雨真っ只中で、厚い雲に阻まれることが多いです。でも観測史上最も早い6月中に梅雨明けした今年は、もしかしたら天体観測日和かもしれません。 たぶん、私の記憶にある限り…

持たざる者の善意~高齢化社会・お金~

何事もなく平穏な日常を送っている分には見えない部分、ある状況になってみないと顔を出さない側面が、人間にはあるものです。 私が住んでいるそれなりに便利な田舎では、割と近場に血縁者が暮らしていたり、祖父母の時代には信頼している家同士の間で婚姻関…

あれは“パニック発作”だったの?

私がこのブログを書いている動機と目的は、思考を視覚化して整理しようという部分が大きいです。 読んでくださっている方がいらっしゃることを思えば、当たり前のように一人で抱え込んでいたものを告白する場にもしたいと考えていました。 そこで、電車の中…

「善意」と「善」の違い~参考図書:サンデルの本~

有難迷惑。良かれと思って。悪気はないんだろうけど。 人の気持ちというのは、どういう行動をとったとしても正しく伝わることは難しいものです。 どれだけ相手を想ってとった言動でも、思わぬ形で逆に相手を傷つけてしまうことがあります。傷ついた本人が教…

“ちゃんと感じながら生きる”ことの難しさ

当事者的な、痛みがある文章を書きたいと、思っていました。 精神疾患や生きることの苦しさを抱えている、本人の声というものが、専門家の本などには不在だからです。 専門家の文が専門家的なのは、当たり前のようでいて、専門家を志すきっかけが生きづらさ…

【壱】9年半付き合った恋人(躁鬱)の看病【あらまし】

失恋から立ち直れない 小柏まき です。 以前の記事にも書いたように、私には長く付き合った恋人が居ました。 今回のうつ病になったのが、その元彼と付き合っていて、看病をしているときでした。 彼は双極性障害でした。 以前にも一度うつ病を患って、転職・…

大規模災害時の情報摂取の選択

反復性うつ病性障害の 小柏まき です。 千葉・群馬に続いて、大阪で大地震がありましたね。 直接の被害が無い地域に暮らしていても、インターネット・テレビ・ラジオ、様々な媒体でタイムリーな情報を受け取ることができる時代です。 共感性・感受性が強い人…

違いに救われる

内向的でぐるぐる考え出すと出口がわからなくなる 小柏まき です。 ブログを始めて、以前よりも誰かのブログを拝読する機会が増えました。 SNSはTwitterがメインですが、ネット越しでさえコミュ障なので、意図と違った受け取り方をされてしまって結果的に嫌…

小学校・中学校 不登校体験談②「意図と現実」

小4から中学卒業まで不登校だった 小柏まき です。 小学生のときのこと。 久しぶりに登校した日の放課前のホームルームで、担任教諭がこんなことを言い出しました。「気が付いてる人も多いと思うけど、今日は小柏さんが学校に来てくれました。下校するとき…

集中力のムラの中で

ogasiwa-maki.hatenablog.com この記事にも書いた通り、今回のうつ病になって、手が思うように動かなくなるという経験をしました。当時は少なからず衝撃を受けました。自分の特技だと思っていたことが何もかもできなくなってしまったことを意味していました…

過集中するタイプ

好きになると周りが見えなくなる 小柏まき です。 子ども時代から、絵を描いたりものを作ったりする細かい作業が好きでした。 元々身体が強い方ではなかったせいもあって、一人の時間にはよく絵を描いて過ごしました。折り紙を折れば大人が褒めてくれました…

「うつ病は脳内ホルモンの異常→薬が効く」という一つの事実

どちらかというとムダ毛は剃るより抜きたい派の 小柏まき です。 先日の通院のまでの約9週間、薬を減らしてみていました。 ジェイゾロフト(抗うつ薬)のジェネリックを朝・夕50㎎ずつだったのを、朝・夕25㎎ずつにするというものでした。 今年の春は日々の寒…

うつ病が酷かったとき体験談

これでもだいぶ回復してきた 小柏まき です。 私は反復性うつ病性障害と診断されていて、今回のうつ病で通院を始めたのが、記録によると平成25年です。 うつ病を発症したきっかけや経緯は、自分の中で整理がつかないままなので、いつかこのブログで文字にし…

“うつ病減らスンジャー”に(無責任に)入隊!

この度、うつ病減らスンジャー(クローバー)を拝命しました。 小柏まき です。 【うつ病減らスンジャー】なるものは、鳥本明さんが深夜のテンションで戦隊ヒーローをイメージして作ったもので、うつ病の人口を減らしたい・うつ病の人のツラさを減らしたいとい…

四つ葉のクローバーを探した思い出

小学校低学年の頃、まだ私が不登校になる前のことだったと思います。 当時少し仲が良かった友人と二人で、近所の草むらになんとなく遊びに行きました。そこにはたくさんの三つ葉のクローバーが生えていて、四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれるという…

『きことわ』の読書感想・非言語化記憶・“時間”の概念

小説『きことわ』(新潮文庫) 朝吹真理子 著 の読書感想です。 感想 過去は記憶と記録によって存在する。しかし、記憶はいつの間にか薄れ・抜け落ち・書き換えられてしまう。その記憶が正しい過去のものだと証明することはできない。 昔、聾学校の生徒の絵を…

“感じ方・受け取り方”の違い【なに色?】

なにかを記そう、残そうとしたとき、私たちがもっとも手近で選びやすい方法は“言葉を使う”ことでしょう。 言語が違うと(外国語に翻訳すると)細かなニュアンスが変わってしまったりしますが、そうでなくとも、込めた想いと違った風に受け取られてしまうことは…

自分という多面体・「態度が変わる人」・振り回される愛着

自分がどういう人間か、キャラが定まらない 小柏まき です。 車のハンドルを握るとイラつきやすくなる人。 特定の相手と電話していると口が悪くなる人。 ある集団の中にいると何かの役割を買って出る人。 家族や、友人、恋人のように、より親しい関係になる…