考えの調理場

不登校から教員免許取得。【反復性うつ病性障害&強迫性障害】女の、考えの調理場。

2018-06-01から1ヶ月間の記事一覧

持たざる者の善意~高齢化社会・お金~

何事もなく平穏な日常を送っている分には見えない部分、ある状況になってみないと顔を出さない側面が、人間にはあるものです。 私が住んでいるそれなりに便利な田舎では、割と近場に血縁者が暮らしていたり、祖父母の時代には信頼している家同士の間で婚姻関…

あれは“パニック発作”だったの?

私がこのブログを書いている動機と目的は、思考を視覚化して整理しようという部分が大きいです。 読んでくださっている方がいらっしゃることを思えば、当たり前のように一人で抱え込んでいたものを告白する場にもしたいと考えていました。 そこで、電車の中…

「善意」と「善」の違い~参考図書:サンデルの本~

有難迷惑。良かれと思って。悪気はないんだろうけど。 人の気持ちというのは、どういう行動をとったとしても正しく伝わることは難しいものです。 どれだけ相手を想ってとった言動でも、思わぬ形で逆に相手を傷つけてしまうことがあります。傷ついた本人が教…

“ちゃんと感じながら生きる”ことの難しさ

当事者的な、痛みがある文章を書きたいと、思っていました。 精神疾患や生きることの苦しさを抱えている、本人の声というものが、専門家の本などには不在だからです。 専門家の文が専門家的なのは、当たり前のようでいて、専門家を志すきっかけが生きづらさ…

【壱】9年半付き合った恋人(躁鬱)の看病【あらまし】

失恋から立ち直れない 小柏まき です。 以前の記事にも書いたように、私には長く付き合った恋人が居ました。 今回のうつ病になったのが、その元彼と付き合っていて、看病をしているときでした。 彼は双極性障害でした。 以前にも一度うつ病を患って、転職・…

大規模災害時の情報摂取の選択

反復性うつ病性障害の 小柏まき です。 千葉・群馬に続いて、大阪で大地震がありましたね。 直接の被害が無い地域に暮らしていても、インターネット・テレビ・ラジオ、様々な媒体でタイムリーな情報を受け取ることができる時代です。 共感性・感受性が強い人…

違いに救われる

内向的でぐるぐる考え出すと出口がわからなくなる 小柏まき です。 ブログを始めて、以前よりも誰かのブログを拝読する機会が増えました。 SNSはTwitterがメインですが、ネット越しでさえコミュ障なので、意図と違った受け取り方をされてしまって結果的に嫌…

小学校・中学校 不登校体験談②「意図と現実」

小4から中学卒業まで不登校だった 小柏まき です。 小学生のときのこと。 久しぶりに登校した日の放課前のホームルームで、担任教諭がこんなことを言い出しました。「気が付いてる人も多いと思うけど、今日は小柏さんが学校に来てくれました。下校するとき…

集中力のムラの中で

ogasiwa-maki.hatenablog.com この記事にも書いた通り、今回のうつ病になって、手が思うように動かなくなるという経験をしました。当時は少なからず衝撃を受けました。自分の特技だと思っていたことが何もかもできなくなってしまったことを意味していました…

過集中するタイプ

好きになると周りが見えなくなる 小柏まき です。 子ども時代から、絵を描いたりものを作ったりする細かい作業が好きでした。 元々身体が強い方ではなかったせいもあって、一人の時間にはよく絵を描いて過ごしました。折り紙を折れば大人が褒めてくれました…

「うつ病は脳内ホルモンの異常→薬が効く」という一つの事実

どちらかというとムダ毛は剃るより抜きたい派の 小柏まき です。 先日の通院のまでの約9週間、薬を減らしてみていました。 ジェイゾロフト(抗うつ薬)のジェネリックを朝・夕50㎎ずつだったのを、朝・夕25㎎ずつにするというものでした。 今年の春は日々の寒…

うつ病が酷かったとき体験談

これでもだいぶ回復してきた 小柏まき です。 私は反復性うつ病性障害と診断されていて、今回のうつ病で通院を始めたのが、記録によると平成25年です。 うつ病を発症したきっかけや経緯は、自分の中で整理がつかないままなので、いつかこのブログで文字にし…

“うつ病減らスンジャー”に(無責任に)入隊!

この度、うつ病減らスンジャー(クローバー)を拝命しました。 小柏まき です。 【うつ病減らスンジャー】なるものは、鳥本明さんが深夜のテンションで戦隊ヒーローをイメージして作ったもので、うつ病の人口を減らしたい・うつ病の人のツラさを減らしたいとい…

四つ葉のクローバーを探した思い出

小学校低学年の頃、まだ私が不登校になる前のことだったと思います。 当時少し仲が良かった友人と二人で、近所の草むらになんとなく遊びに行きました。そこにはたくさんの三つ葉のクローバーが生えていて、四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれるという…

『きことわ』の読書感想・非言語化記憶・“時間”の概念

小説『きことわ』(新潮文庫) 朝吹真理子 著 の読書感想です。 感想 過去は記憶と記録によって存在する。しかし、記憶はいつの間にか薄れ・抜け落ち・書き換えられてしまう。その記憶が正しい過去のものだと証明することはできない。 昔、聾学校の生徒の絵を…

“感じ方・受け取り方”の違い【なに色?】

なにかを記そう、残そうとしたとき、私たちがもっとも手近で選びやすい方法は“言葉を使う”ことでしょう。 言語が違うと(外国語に翻訳すると)細かなニュアンスが変わってしまったりしますが、そうでなくとも、込めた想いと違った風に受け取られてしまうことは…

自分という多面体・「態度が変わる人」・振り回される愛着

自分がどういう人間か、キャラが定まらない 小柏まき です。 車のハンドルを握るとイラつきやすくなる人。 特定の相手と電話していると口が悪くなる人。 ある集団の中にいると何かの役割を買って出る人。 家族や、友人、恋人のように、より親しい関係になる…

【反復性うつ病性障害】と【強迫体験】

うつ病を患っています、小柏まき です。 【反復性うつ病性障害】と、診断書にはあります。 頭痛、鉛様麻痺(身体の怠さ)、肩凝り、意欲・決断力・記憶力の低下、気分の落ち込み、希死念慮、自傷行為、などの症状があります。 頭痛に関しては、元々片頭痛持ち…

サッカー日本代表をやんわり楽しんで応援したい

サッカーは観る派の 小柏まき です。 小学校の体育の授業でサッカーをやった記憶はありますが、なにせ走るのも球技も苦手な私には全く向かないスポーツでした。 先日、イニエスタがJリーグのヴィッセル神戸に移籍して、自分の中のサッカーへの注目度が高ま…